INTERVIEW刺激的な挑戦は、
大切な何かを
失わなくてもできる。
篠田 貴彦TAKAHIKO SHINODA
システム部 OSS課新卒から通信業界に従事。その後、10年以上にわたりシステム開発に携わってきた。前職で新規通信サービスの立ち上げを経験し、SWCへ。二児の父であり、子どもたちが毎週のように持ち帰ってくる風邪に、日々悩まされている。
“矛盾したような理想”を求めて。
転職を考えたのは、「立ち上げに携わりたい想い」と「家庭を大切にしたい想い」からでした。前職で通信サービスを立ち上げ、リリースから一年半が経過。ひと区切りついたと感じたとき、もう一度新しいサービスに挑戦したいと考えるようになっていました。その一方で、二人の子どもたちと一緒にいる時間を大切にできる環境で働きたいという想いもあったのです。じつは、前職ではサービス開始直後のなか、24時間365日に近い対応を求められることがあり、仕事と子育てのバランスが非常に取りづらい状況でした。この仕事への想いと家庭への想いの両立という、私の経験上で“矛盾したような理想”を抱いて転職先を探していました。
未知への挑戦を、
安心できる環境で。
そのなかでSWCを選んだのは、まず何に挑戦できるかが未知であるというワクワク感です。ソニーグループで新しい技術であるローカル5Gを用いて、社会にどのような新しい価値を提供するのかから関わることができる。これは通信業界の特性上、どうしても「立ち上げ」と言っても既存の改善などが多いなかで、とても魅力的だと感じました。そして、働く環境面。入社後に上司となる方に、正直に仕事と家庭のバランスの悩みを打ち明けました。すると、「子育てを経験している世代も多く、業務もチームでお互いサポートしながらやっていくから心配ない」と言っていただきました。事実、入社後においても、子どもの体調不良などへの理解も深く、お互いに助け合うという想いがあり、組織を超えて調整できる環境でした。また、突然の子どものお迎えなどに備え、業務はマニュアル化して共有しておく文化も根付いており、チームでサポートし合いながら仕事を進めています。
半年で2つのシステムを
リリースして驚く。
いま、私が担当しているのは業務システムの開発・運用です。入社して半年で、SWCの初サービスを支える2つのシステムをリリースしました。入社直後は3名のチームで新規サービスの実現に向けた開発を1からスタートし、かつ重要なシステムであったため、とてもパワフルでチャレンジングなプロジェクトでした。それでもチームで連携して、一人ひとりのバックグラウンドを自由闊達に議論しながら生かし合うこと。また、各自が自身のベストを考えて行動することで、ワークライフバランスを保ちながらリリースを迎えることができ、正直、私自身も驚きました。入社前に悩んでいた“矛盾したような理想”は、決して叶えることが不可能なものではなかったのです。本当に良いチームのなかで、向き合いたいことにしっかり向き合って、楽しく仕事をしています。
パーパスを体現する組織で、
新しい未来づくりに貢献したい。
このようななかで今後の仕事の目標は、まず個人向けサービスを軌道に乗せるためのシステムを迅速かつ正確で適切に開発することで、SWCの収益基盤を固めることです。そして、その後は法人向けへの展開も含めて、ローカル5Gによる新しい世界をつくることに挑戦していきたいです。SWCが目指す新しい世界は決して絵空事ではなく、きちんとしたロードマップがあり土台を固めて堅実に実現へと向かっています。まさにソニーグループのPurpose(存在意義)である「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」を体現できる組織だと感じています。その組織のなかで私自身のシステム開発者の知見を生かし、テクニカルな視点で貢献することで、この手で未来を近づけていきたいと考えています。