INTERVIEW思いをもとに、
仕事を深く幅広く。
菊地 沙織SAORI KIKUCHI
経営企画管理部 経理財務課新卒で住宅メーカーに入社。総務部で7年にわたり与信管理や株主総会の一部運営、部内の予実管理を経験したのち、SWCへ。休日はプライベートを楽しみつつ、簿記の資格取得へ向けた勉強やジムで体を動かすことを計画中。
経験を生かしつつ、
スタートアップで。
前職で担当していた与信管理の仕事は、とてもやりがいがありました。営業現場とのつながりも強く、会社の成長にもつながるからです。しかし、7年間にわたり働くなかで、「任されていた範囲よりもっと深く与信管理について知りたい」、「仕事の幅を広げていきたい」という思いが膨らんでいきました。また、仕事のやり方や会社の仕組みについて、自分の意見を言うことが難しいという雰囲気も気になっていました。これらのことから、風通しの良い会社でスキルアップを実現したいと思い、転職活動をはじめました。SWCへ入社を決めた理由は、主に3つです。1つ目は、自分の経験を生かしつつ、スタートアップ企業であるため様々な経験が積めると考えたから。2つ目は、ローカル5Gのサービスに将来の可能性を感じたから。そして、3つ目はソニーグループの信用力の高さです。
業務フローに
自分の思いと経験を。
入社後から私が担当している仕事は、与信管理をはじめとした取引先管理や、社員の交通費精算のチェックなどの経理業務です。与信管理については、上司と一緒に業務フローをつくるところからはじめることができました。まず関係部署に他社との取引を開始する際、どのようなフローで行っているのかをヒアリングするところからはじめました。それをもとに、どのタイミングで与信調査の依頼と回答を設定すれば良いのかを検討しました。そして、関係部署との確認や調整、役員への説明などののち、会社全体に説明して業務をスタートしました。意識したのは、前職で実現したかった仕組みを率直に提案することと、与信調査を依頼してもらう現場の人たちにできる限り面倒だと感じられないようにすることでした。ソニーグループ全体のルールを知らないなかでの業務フローの構築でしたが、上司のサポートのおかげで入社から5か月で形にできました。
風通しの良さは、嘘ではない。
働くなかで感じたSWCの良さは、役員との距離の近さです。入社して3か月で、上司から「役員への説明をお願いします」と言われたときは驚きました。さらに役員への説明後、ディスカッションがはじまりました。より良い判断をするために、立場の違いを尊重しながらお互いに自分の意見をしっかりと伝え合う場まであったのです。正直、SWCの風通しがどれだけ良くても、前職の経験から役員が言ったことにはそのまま従わないといけないと思っていたので、衝撃を受けました。そして、人とのコミュニケーションにしっかりと時間を取ってくれるという良さは、役員だけではなく様々な部署の人たちからも感じることができています。じつは、与信管理フローの構築のとき、新しい仕事を増やすので関係部署の人たちからは、嫌な顔をされるかもしれないと心配していました。しかし、そんなことはまったく無く、私の話をしっかりと聞いてくれて実現のために一緒に考えてくれました。
待つのではなく、
自分から動き続ける。
今後の目標は、まず新しい業務プロセスである電子発注をスタートさせることです。期間としては半年ほどでの実現を目指しています。また、取引先と接点のある現場の声を大切にして、与信管理の業務フローのブラッシュアップも考えています。実際に運用するなかで、変更すべきことや新しく考えるべきことに柔軟に対応していきたいからです。さらに、経理の仕事を身に付けることで、与信管理にも役立てていきたいです。SWCの決算書を作成できれば、取引先の決算書から信用力を読み解く力もおのずと養えると思っています。その先としては、経理財務課の目標である、「経営陣から求められる前に求められる経営情報を提供すること」を目指していきたいです。仕事に対して待ちの姿勢ではなく、少しでも自発的に動くことが、SWCの事業の発展につながるのではと考えています。