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ソニーワイヤレスコミュニケーションズ株式会社

INTERVIEW自分の努力や
経験を生かせる
絶好の場所。

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福本 順一
INTERVIEW ネットワークエンジニア 2021年 中途入社

福本 順一JUNICHI FUKUMOTO

技術開発部 ネットワーク課

これまで通信キャリアで、10年以上にわたり基地局の開発や検証などに携わる。これからの自分を試すためにSWCへ。プライベートでは、子どもたちが大きくなり自分の時間が確保できるようになったので、趣味のテニスを満喫している。

残りのキャリアは自分で選ぶ。

これまで長年培ってきたスキルには自信があり、また仕事にもやりがいがありました。しかし、人生の折り返し地点に来たと思ったとき、前職の仕事をこれからもリスクなく続けていくことに一抹の疑問を感じ、リスクを取ってでも一生に一度は何かしらのチャレンジをしたいと思いはじめていました。そこで、「次のキャリアは自分で選ぶ」という目標のもと転職活動をはじめました。候補として見ていたのは、ローカル5G関連の通信事業者や通信機器メーカーです。そのなかでSWCを選んだ理由は、大きく2つあります。1つ目は、物作りのソニーが無線通信事業に乗り出したという点です。他のソニー製品とのコラボレーションに可能性を感じました。そして2つ目は、既にNUROという安定のあるブランドを確立している点です。無線通信事業を行う上で、SNCの存在に大きなアドバンテージを感じ、これらから事業が成功して、飛躍すると考えました。

福本 順一

これまでの自分を糧に、
未来へ歩きだすために。

入社後、まず携わったのが個人向けローカル5Gサービスの立ち上げです。私の入社する前から企画・開発が進められていた基地局のラボテスト、フィールドテスト、商用導入や運用方法の検討など様々な行程において、数えるほどの部署、メンバーで商用化まで漕ぎ付けました。正直、前職ではこれらの各作業は数多くの部署で分業されていたので、それを少人数でサービスインさせるのは、大変な作業でもありましたが、多くのことを自分で決められ、形になっていくことの充実感もありました。また一方で、サービスが開始された後「ソニーって、こんなものか・・・」と思われないためにも、出来得る限り性能・品質にもこだわりました。さらに、「これまでよりもワンランク上の仕事をしたい」という気持ちを原動力に、もうひと踏ん張り。例え、他部署のことでも自分のスキルが生かせると感じた分野には、積極的に顔を出し議論に参加するように努めました。その結果、自分の決めた技術基準やルールが、そのままSWCの基準やルールになり、足跡を残すことができました。

福本 順一

品質を追求するとともに、
次の挑戦へ。

そして、最近はこの立ち上げたサービスの通信品質の確認を継続的に行い、課題などを抽出して解消することに取り組んでいます。我々のミッションは、光回線の敷設が出来ないマンション向けのブロードバンドサービスを、ローカル5Gという新たな無線帯域を用いて、どのような状況でも安定してかつ高品質な無線サービスとしてお客様へお届けすることです。それを維持するために、通信品質の確認の過程で知り得た課題を、その都度実験室内で原因特定し、基地局のソフトウェアを修正するなどを行います。その後、実際のマンション同様の建物の部屋にホームルーターを設置し、課題がクリアになっているかの確認・検証を十分に繰り返しながら、より良い品質の維持・向上に努めています。それこそ、数十台のホームルーターを各部屋において、同時にトラフィックを流すような大規模な試験にも取り組んでいます。また、次の新たなるサービスに向けて、法人利用を目的としたローカル5Gシステムの実験や、ローカル5Gとしてのミリ波の機器開発など、無線通信のインフラ拡張などにも取り組んでいます。

福本 順一

「いい仕事をしている」
と思われる恩返しを。

今後の目標は、いま持ち合わせている無線の技術を生かしつつ、NUROならではの有線の技術も身につけ、得意分野を広げていくことです。やはり通信トラブルが発生したとき、両方の技術を知っていると迅速に対応できるようになります。次に組織としての目標は、一緒にネットワークを構築していく仲間を増やすことです。どうしても少人数ではできることが限られてしまいます。そのためにも、一緒に切磋琢磨できるエンジニア集団をつくっていきたいです。そして、これからのSWCとしての無線通信の技術力強化、しいては通信業界の発展に、もっと寄与していきたいと考えています。じつは、前職を辞めるとき、別の部署で良くしてくださったある部長の方に、「転職先が海外ではなく日本の企業なのであれば、日本の通信の技術発展に生かせるので良かった」と喜んでいただき、びっくりしました。そのような方の想いも胸に、常に手を抜くようなことはしたくない。これからも「福本はいい仕事をしている」と思ってもらえるように頑張っていきます。

福本 順一