INTERVIEWこれまでに
無いものを、
どこよりも早く。
加藤 圭KEI KATO
事業開発部 ローカル5G開発課電機メーカーと通信キャリアでマーケティングや企画開発を経験後、SWCへ。一児の父であり、平日でも家族と食事ができることに在宅勤務の良さを感じている。休日は子ども中心の生活。習い事の送り迎えでの会話やゲームの相手をするなかで感じる子どもの成長を楽しんでいる。
決め手は、今後の可能性。
もう一度、事業の立ち上げに携わりたいという気持ちが、SWCへの転職のきっかけでした。前職の通信キャリアでは、組織にも満たない数人のワーキンググループの段階から、ホームIoTサービスの立ち上げを経験することができました。ユーザーの声をもとにサービスを拡大し、価値の向上を追求するのはやりがいも楽しさもありました。しかし、サービスが整い組織としても成熟してきたとき、新たな挑戦への思いが込み上げてきました。転職先を選ぶ基準にしたのは、その製品やサービスが多くの人たちに使われるものである点と、事業のダイナミズムを感じられる組織である点です。そのため、B2CやB2Bのプロダクト開発を行うスタートアップ企業を中心に検討していました。SWCを選んだのは、事業のアーリーステージにコミットできるのはもちろんですが、決め手は今後の可能性。ソニーグループのアセットとの組み合わせにより、他社では実現できないサービスを創造できると感じたからでした。
サービスの内容だけではなく、
その先までを考える。
現在は、個人向けサービスの基盤を整えるため、主に二つのプロジェクトを担当しています。一つ目は、ユーザーとの接点をさらに強化するためのアプリケーションの企画開発です。サービスの利用方法がわかりやすいだけでなく、より良い通信環境で使ってもらうためにはどのような仕組みが必要なのかを検討しています。二つ目は、将来を見据えた業務システムの企画検討です。ローカル5Gは、法制度の整備が進んでいる真っ只中であるため、常に総務省での検討状況をキャッチアップする必要があります。その内容をもとに、サービスを品質高く安定して提供するため、今後どのような業務システムが必要なのかを社内横断で考えています。まだ誰も踏み込んでいない領域に自分たちのアイデアでチャレンジできるので、面白さとやりがいを感じながら取り組んでいます。
確固たる土台の上を、
驚くほどのスピードで。
働く環境としてSWCに感じているのは、大企業とスタートアップの良いところ取りという点です。ソニーグループと同じ人事制度や福利厚生を持ち、研修プログラムやコミュニティ活動にもアクセスできます。一方で、事業に携わるすべてのメンバーの顔が見え、これまでに無いものを実現するために前向きな議論をし合える風土があります。一番驚いたのは、意思決定のスピード。私は決裁までのプロセスとして、事業アイデアと収支計画をつくり込み、フィジビリティスタディの結果をもとに経営層へ何度もアプローチをするのが当たり前だと思っていました。しかし、SWCは一定の仮説と可能性を見出したタイミングで、新規事業やサービスの開発へ動きだしていきます。どちらのやり方にも良い面と悪い面はあると思いますが、いま前例の無いことに挑むなかでこのスピードの早さはとても魅力的です。
強い「点」を増やして、
それを「面」にしていく。
これからの目標は、まず私たちの価値の源となるローカル5Gの基盤や周辺環境を徹底的に磨き上げることです。現在担当しているアプリケーションや業務システムの企画は、この一歩になります。そして、ローカル5Gの特長である、特定のエリアに安定して高速・大容量・低遅延な通信環境を実現できることを生かし、SWC独自のサービスをつくり上げることです。また、ソニーグループならではのエンタテインメントサービスなどとの融合を狙っていきます。さらに、学校やカフェなど人が集まる「場」にサービスを提供するなど他社とのアライアンスを形成し、特定の場所に高い価値を提供できるローカル5Gでありながら、「面」でSWCのサービスを提供したいと考えています。それらのサービスを私たちにしか提供できないものに昇華させることで、これまでに無い新しい体験を生み出していきたいです。